2013年1月27日日曜日

和歌山の寝牛・瓦猿

先日《備後屋》に和歌山県より、寝牛・瓦猿の伝統を明治初期から守り続けている元瓦問屋の野上家当主、四代目・野上泰司郎さんご夫妻がお見えになりました。

お父様の三代目・恵三郎さんまでは直製造に携わっていましたが、現在は窯元に委託し、野上さんは管理と販売を行っていらっしゃいます。

 寝牛は和歌山市内の津泰天満宮に子供の腫物(はれもの)が治りますようにとの祈願で奉納されていました。牛が草を食べることから、昔は子供の腫物、つまり「クサ」(皮膚病)を食べさせて治そうというお呪いに用いられていたということを、野上さんご夫婦は説明してくださいました。
瓦地の牛は冷たくて腫れているところに当てると気持ちが良いので、現在ではアトピーなどの皮膚炎治癒祈願にもあわせて奉納されるようです。
子供の腫物が出た時は、一体を天満宮さんから借り、それで身体をなで、全治した後は新しいもう一体を添えてお礼参りしていたそうです。

そして、この瓦猿(別名:桃もち猿)は、和歌山市内有本にある安産の守り神として祀られてきた栗林八幡宮境内の日吉神社に安産・子授けの祈願で奉納されていました。
お猿さんの抱えている桃はかわいい子供を意味し、妊娠するとこれを神社より借り受け、出産がすむと別にもう一体を買い、ニ体にして返していました。
また、近年は「瓦猿=変わらざる」ということで安泰を祈願し、商売のお守りとして購入する方もいるんだそうです。


寝牛・瓦猿の起源は江戸時代で、その頃、和歌山市田中町は瓦職人の町として栄えていました。その当時、瓦職人の内職として始められたのが、寝牛・瓦猿です。


牛といえば、《備後屋》に居た栃木県佐野市の学問の神様菅原道真公由来の朝日森天満宮さんの”撫で牛”さんが、今は”ずぼんぼ”宅に来ています。
娘の受験の応援に私が無理矢理連れて来ました。



東京の湯島天神さんのお札と一緒にエールをおくってくれています。


菅原道真公は、乙丑の生まれで、また牛が反芻することと同じように、学問でも繰り返しの勉強が良いとのことで、牛を大切にしたと言われています。

これから1ヶ月が山場です。
受験生の母”ずぼんぼ”は、毎晩娘が寝付いてから、繰り返し牛さんを”なでなで”したいと思います。


4 件のコメント:

  1. そっか、今年受験なんだ。ずいぶん会ってないんだ。受験が落ち着いたら久しぶりに会いますか・・・

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  2. そうなんっすよ〜。いつの間にか、こんな年になっちゃってねえ…
    受験終わったら、パアッと何か派手にやりたいわ〜

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  3. 以前から行きたい行きたいと思っていた備後屋さん、今日やっと行けました~!
    店内は素敵すぎて、もう倒れそうでした…!
    お店の方の丁寧な説明にも、感動…。
    本日我が家に連れて帰ったのは、実家富山の和紙ノート、それから読谷村のお皿さん。嬉しくって、手に取ってはニヤニヤしてます(^^)d
    また近いうちにお邪魔したいと思います。
    奥様、ご丁寧なおもてなしをありがとうございました(^-^)


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  4. らくらくMさま

    ご来店&コメントありがとうございます。

    とても素敵なお言葉を頂き、私もハッピーな気持ちでいっぱいです♥

    また、ぜひぜひご来店くださいませ。
    お待ちしております\(^▽^)/

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