2018年8月11日土曜日

岩井温泉 おぐら屋さん ご来店


夏季休業のお知らせ
8月13日(月) 〜 20日(月) お休みいたします

Summer Holiday
8/13(Mon) 〜 20(Mon)


先日、鳥取県の岩井温泉”おぐら屋”さんご一家が《備後屋》にご来店くださいました。
小椋真喜さんとご主人様と息子さんです。

大人気の木彫りの十二支の作り手さんにやっとお会いでき、お話が伺えました!





旦那様と、東京にお住いの息子さん

”おぐら屋”さんは、約200年前に木地師の小椋佐兵衛さんが挽物を製作したのが始まりで、その流れをくんで8代目が木彫人形十二支を作り始めたそうです。

お義父様の小椋昌雄さんが亡くなられた後、県伝統工芸士に認定されたお義母様の小椋愛子と真喜さんで絵付けをされています。

エゴという木を使っています。春に白い花をつける、庭木や街路樹によく使われる柔らかい木とのこと。
以前はえごの木を採ってきてもらって、足踏みと電動の轆轤(ろくろ)で削っていたのですが、注文が多くなったり、作る人が高齢になって退職されたりして、今は神奈川県の足柄上郡の大井町から材料を仕入れているそうです。
その仕入れた胴、耳、脚のパーツを接着しやすいように削って、それから接着します。接着作業をする方がお二人、87歳になるお義母様と真喜さんがお二人で絵付けをしています。

まずは胡粉を全体に塗り、絵付けは、水簸(すいひ)という泥絵の具を使います。

30個をワンサイクルで、だいたい3日で仕上げるとのこと。
辰などは13工程もあり、もう少し時間がかかるようです。

子(ねずみ)などは単純だけど、絵の具が剥がれやすいので神経を使いますねと仰っていました。


これから年末にかけて、とってもキュートな来年の干支の亥(いのしし)ちゃんを追い込みで作られるのですね。
どうぞ、ご無理はなさらないように!


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