行く平成、来る令和

《備後屋》は、5月3日（金）から 5月6日（月）まで、四連休となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

Temporary closed  2019/5/3 (Fri) ~ 2019/5/6(Mon)

約１週間前から風邪を引き、喉と鼻がとても辛い。

こういう身体の機能の働きの悪い時は、感傷的になりやすいのか、

数日前からとても涙もろくなっています。

特に昨日は、平成天皇と美智子さまのお姿をテレビで見る度に

ウルウルポロポロと涙が止まらなくなりました。

時代越えは大人しくお家で。

できることなら”郡上おどり”の輪に加わりたかったなぁ。

令和のはじめの日に初心に帰って手に取ったのは、

15年前に他界した叔父俵有作が、昭和53年に出版した、この本。

最近は少し民藝を齧った方達が、

色々とゴチャゴチャ遠回しの引用などして、

わざわざ難しい表現で民藝を語っているのが鼻につきます。

叔父の書いたアカデミックだけど分かりやすく美しい文章を読んでいただきたい。

そして、この本に載っている土人形の写真を見れば多くを語らなくても

民藝の品の美しさがわかることでしょう。

郷土玩具に関わる方、そして民藝に関わる全ての方に読んで欲しい本です。

《備後屋》は、壁もボロボロだし内装も什器も昭和のまま。

他の民藝店やセレクトショップのようにイベントもやらないし、

あんまり商品の入れ替えも無い。

私も、このままでは朽ち果ててしまうのでは…と心配になります。

でも、お客様に対して嘘の無い商品しか扱っていません。

新しい時代になっても流行り廃りのない、本物しか販売しません。

”選ぶたのしさ”をぜひご来店になり味わってくださいね。