2019年11月27日水曜日

浜松張子 

今年の7月、念願叶って浜松張子の鈴木伸江さんの工房兼ご自宅にお邪魔して参りました。
そして、その時に注文した虎さんの大中小と”ねずみころがし”が
先週届きました。
実は”犬ころがし”も3個だけ届いたのですが早々に完売しました。

干支の”ねずみころがし”だけはどうしても年内に欲しいという私のお願いを
聞いてくださり、送ってくださいました。
貴重な”ねずみころがし”、10個限定です。



私のLINEのアイコンを浜松張子の”酒買いだるま”にするくらい
大好きな張子さんなのです。

虎さん達、大中小でそれぞれお顔も違っていて面白しろくて可愛い。



 特にお顔が変でいい。
こちらは大虎。

 こちらは中虎。

そして、ちょっと情けないお顔の小虎。

木型は基本的に1つの形につき1個のみ、多いものでも3〜4個を使い回しているそうです。丁寧に木型に糊で和紙を貼り付け、乾いたら半分に切れ目を入れて木型から外し、また和紙を付けて切れ目を繋ぎ乾燥させるという作業を繰り返します。
数が揃ったら、一斉に胡粉(貝殻を砕いた粉)をかけ乾燥させ、それに丁寧に丁寧に彩色していきます。この作業を伸江さんは全てお一人でされているので、
とっても時間がかかります。
虎さん達にはお髭を付けたり、耳を付けたりという作業もあります。
”ころがし”はボール紙で作った車が竹ひごで付いていて、コロコロと動く仕掛けになっています。手間暇かけて作られたひとつひとつのお人形がとても愛おしい。
大事にしてくれる方のところにだけお嫁に行って欲しい!そう思う張子たちです。

嫌がる伸江さんのお写真を無理言って撮らせていただきました。(激レアですよ)
こんな美しい方が、こんな面白いものを作っていらっしゃるのです。
”柿乗り猿”や”酒買いだるま”など色々な種類が来年届く予定です。
とっても楽しみですね。
その時に、もっと詳しいお話をしますね。


他の産地の干支のお人形もまた入荷しました。
 山梨県甲府 斎藤岳南 招福土鈴子

秋田県中山土人形 福鼠土鈴

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