2013年4月18日木曜日

延岡ののぼり猿

端午の節句のお飾りを色々とご紹介してきましたが、宮崎県の延岡では、
こんなお猿さんを鯉のぼりと一緒に庭先に立てて、
子供の健やかな成長と五穀豊穣を祈願するんですって。

昔の延岡は内藤藩の城下町で、豊かな自然の恵みを受けて暮らしていました。
夏目漱石の「坊ちゃん」に「延岡は猿と人間が半々に住んでいるところ」というくだりがあるほど、野猿の天国であったようです。田畑の作物を食い荒らす野猿に困り果てた人々はお猿さん達を退治しました。そのためか、豊作になりましたが、一方では子供の疫病が流行りました。猿のたたりではないかというので、”のぼり猿”を作り庭先に立てて供養したところ疫病はおさまりました。人々は喜び豊作と健康を祝いました。


その姿は縁起をかつぎ、めでたいように三番叟に仕立てました。
烏帽子を被り鼓を背に負い御幣をさし、赤のまわしをしめ、菖蒲の幟(のぼり)にさげられています。風を受けると竿をつたって登るので子供の立身出世・五穀豊穣とお家安泰を願ってお節句に祀るようになりました。
それ以来、武士の妻達が作り続けたといわれる伝統を持つ玩具です。

五月の風に吹かれ庭先で踊りながら張子のお猿さんが上下する格好は愛嬌があり、
郷土玩具の逸品として高く評価されています。



こんなにコンパクトにお仕舞いできます。
組み立てるのも楽しいですよ〜


”のぼり猿サイト”もありますので、ご興味のある方はご覧下さいませ〜

0 件のコメント:

コメントを投稿