ここのところ東京は暑い暑い日々が続いていますが、皆さまバテていませんか?
こういう時は、ガンガンに冷房を効かせたお部屋で…
というところですが、効かせすぎて逆に寒くなってしまうこともありますよね。
たまには冷房を切って、うちわで扇いでみるのも良いのでは。
こんなに素敵なうちわがあったら、夏を粋に演出するのにピッタリ!
目に涼しくて、そして楽しい!
日本人の季節に対する情緒ある慣習には、
他のどの国も真似ができない美しさがあります。
この夏初めての猛暑日を迎えた昨日は、それを身を以って感じた1日でした。
あの猛暑の中私”ずぼんぼ”は、かづさ紬涼し織の紗の着物と麻の帯で身を包み、
颯爽と(?)お茶のお稽古に向かったのでございます。
昨日7月2日は、雑節のひとつの”半夏生”(はんげしょう)という日だったのをご存知ですか?
実は私も昨日初めて知りました。
夏至の日から数えて11日目を”半夏生”といい、農業が中心だった頃の日本において、
大切な節目の日だったそうです。
夏至を過ぎてこの日までに田植えを済ませて、半夏生には農作業を休み身体を癒すという習慣があったとのことです。
その日にちなみ、お茶室には”半夏生”の花が活けられていました。
”半夏生”は7月初旬から花を咲かせ、葉の数枚の一部、しかも表側だけが白くなります。
それが半分化粧をしているように見えるので”半化粧”、
それが転じて”半夏生”となったと言われているそうです。
半夏生の花
蝉の形の花器に活けられた半夏生
紫陽花の花と、蛍をあしらった主菓子
葉蓋の水差し
敢えていつもより高いところから建水に水を捨て、音を聞かせてくれる
冷房も扇風機も無い時代に考えられた
涼を目と耳と心で観じさせてくれる素晴らしいおもてなし
日本人だって痺れちゃうんだから、
こりゃあ、外国人にはたまりませんよ〜
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