2021年8月27日金曜日

備後屋オリジナル藍型染めゆかた

雑誌「民藝」2021年8月号 のテーマは”ゆかた”です。
ゆかた地の染色は、江戸時代から絞りと型染め、とくに長板中形といわれるものが主流でした。今は後継のより簡便な染色法である注染が主に用いられています。
「長板中形」は、5メートルくらいの長板を使用して木綿の布地の表裏両面に型を合わせて糊置きをし、本藍の染液に浸して染める中形染めの技法です。
表裏両面に同じ型をずれないようにつけることは高い技術が必要ですが、このようにする理由は、文様や白地を真っ白に残すためで、またその結果、両面いずれも使用できるからです。江戸時代以来、中形といえば木綿型染めのゆかた生地を意味するようになったといいます。明治以降は合成染料などが普及したことから、注染や機械捺染、スクリーンプリントなど、より効率よく大量に生産できる染色技法に取って代わられ、長板中形の需要は少なくなっていきました。しかし、1955年に「長板中形」が国の重要無形文化財に指定されるなど、その技術は今も保存されています。(民藝2021年8月号より抜粋)

さて、備後屋3階の染色品売場では、備後屋オリジナル長板中形藍型染めゆかた着尺が並んでおります。とても上品で粋な柄が沢山あります。綿紅梅の上質な生地が使われているので、張り付きがなく通気性が良く、サラッとした着心地です。

浴衣として一枚で着られるのはもちろんのこと、長襦袢を合わせて単衣着物として着ても遜色ない上等なお品物です。柄によっては真夏だけではなく春や秋にも十分に着られます。
正に”大人のゆかた”と呼ぶべき逸品です。






とても”ゆかた”が着たくなり、今週月曜日のお茶のお稽古には備後屋オリジナル藍型染めの”ゆかた”で出かけました。半幅帯を貝の口で結び、長襦袢も帯揚げも無しだとなんと軽くて楽で涼しいこと。

今回は茶箱手前のお稽古とのことで、うちにあるもので、私”ずぼんぼ”オリジナルの見立ての茶籠セットを作って臨みました。


大分県 桐山浩実さん作の竹籠がちょうどピッタリの大きさです。
ガッチリとした作り乍ら、角の無いデザインがまるっと優しい。

お茶碗は吉田喜彦さんの小ぶりな作品を。


籠には茶箱と違い蓋が無いので、蓋の代わりに秋田角館の樺細工のパン皿を台として使用。

棗は敢えて塗りのものは避け素朴な木地を選びました。
茶杓は欅の匙で。

古帛紗と茶筅筒は手作りしてみました。
千木筥を香合に見立てて。ひとつ郷土玩具を入れて遊びたかったんです。

こちらは現在芝大神宮で授与されている千木筥。
原形は三段重ね。

懸垂、茶巾筒、振出しは小谷真三さんの倉敷ガラスで。

主菓子には金魚ちゃんが泳いでいます。

日本の夏って楽しい!




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